プリザーブドフラワーとドライフラワーの違い
2020年10月20日 16時01分
プリザーブドフラワーとドライフラワー、どちらも本物の花を加工しているため、造花にはない美しさがあります。
「ブリザードフラワー」と勘違いする人もまだまだ多いようなので、プリザーブドフラワーやドライフラワーの違いがよく分からない人も多いでしょう。
プリザーブドフラワーとドライフラワーでは作り方が全く違うため、特徴も異なりますので、その違いを紹介していきます。
作り方
ドライフラワーの作り方はさまざまな方法があるそうですが、一番一般的な生花を乾燥させる方法があります。
そのまま乾燥させるため、乾燥後は水分が一切なく、パリパリとした触り心地になります。
それに対し、プリザーブドフラワーは、生花に含まれる水分を抜きながら着色料が含まれた液体に漬けていくため、みずみずしい美しさを出すことができます。
ただし、プリザーブドフラワーも最後の過程で乾燥させるため、大きなくくりでは、ドライフラワーに分類されます。
イメージ
ドライフラワーは、アンティーク調の部屋に良く似合うイメージですが、プリザーブドフラワーは、
生花とよく似た見た目をしているため、華やかなイメージを持ちます。
そのため、結婚式のブーケやお祝い事のプレゼントとしてよく用いられます。
色、香り
ドライフラワーは花をそのまま乾燥させるため、花そのものの色を表現するのに対し、
プリザーブドフラワーは、生花を脱色し、異なる色の着色料を入れることができるため、
青い薔薇などの、生花には存在しないさまざまな色の花を表現することができます。
また、ドライフラワーは、花自体に加工をしていないため、花の香りがほんのり残ります。
それに対し、プリザーブドフラワーは加工をしているため、香りが一切ありません。
寿命
ドライフラワーとプリザーブドフラワーでは、寿命も異なります。
ドライフラワーは、2~3ヶ月飾っていると、何も触っていなくても花や葉っぱがポロポロ壊れてきたり、
色が褪せてきたり、茶色になったりして、寿命が短いです。
プリザーブドフラワーは、保存環境が良ければ5年以上、悪くても最低1年くらいは綺麗な状態を保ちます。
加工する花の種類
ドライフラワーは、カーネーションなどの水分が多い花や花びらが薄い花には向いておらず、
ラベンダー、カスミソウ、スターチス、マリーゴールドなどの小さい花にすると綺麗に作ることができます。
プリザーブドフラワーは、先にも紹介しましたが、薔薇やカーネーションなどの、花びらが厚く、しっかりとした造りになっている花が向いています。
大きさが大きい花や、花びらが薄い花は向いていません。